不動産ローン審査のコツ：転職志望者編

不動産ローン審査のコツ：転職志望者編

転職を希望している人であれば、不動産ローンは転職前に契約をするのがベストです。なぜなら不動産ローンでは勤続年数も重要な審査基準として利用されるため、職が変わって新しい職場での勤続年数がゼロになってしまうと、ほとんどのローンで審査に通ることができなくなってしまうためです。同じくらい信用度を高くするのに、また少し時間もかかってしまうため、不動産を購入する時期が遅くなってしまったり、希望する物件がなくなってしまうこともあります。
ただし新しく入る会社の規模が大きく、以前と同業種で安定しており、さらに年収が増える見込みがあるような状況では話が変わってきます。以前は勤続年数最低3年以上としているローンも多かったのですが、近年では1年程度でも契約できるローンが増えており、会社の安定性がプラスされることで勤続年数の減少をカバーできる場合があるからです。どのような職へ移るかは人によって異なりますので、個々の状況によって判断しましょう。

会社員は不動産賃貸の審査に比較的通りやすい

不動産賃貸の審査は、会社員なら比較的通りやすいです。それぞれの物件を課すかどうかは大家の判断次第で、明確な基準があるわけではありません。しかし、重要なのは賃料が払えるかどうかが大部分を占めています。サラリーマンなら毎月定期収入があるため、賃料がその収入に見合っている範囲であれば断られることはないでしょう。一般的に、収入に占める賃料の範囲は月収の30パーセントまでと言われていますから、この範囲であれば問題なく不動産を借りられるはずです。
ただし、支払い能力以外の点についても見られることがあります。例えば人柄です。共同住宅の場合は、一人だけが暮らすわけではありませんので、住人がトラブルを起こすような人であると困ります。したがって、場合によってはその部分で審査に通らないことはあります。もちろん、よほどのことがない限りこの部分で断られる心配をする必要はないでしょう。やはり重要なのはお金を支払えるかどうかです。